by asahi_com: - 社会
同席した井上一・宇宙科学研究本部長は「宇宙機構は最近、失敗が続き、後ろ向きの話が多かった。この成功は、日本の宇宙開発の追い風になる」と喜んだ。
はやぶさには五つの使命があった。(1)低燃費のイオンエンジンで長距離を航行(2)惑星の重力を利用して加速(3)探査機の判断で、小惑星に接近、着陸(4)小惑星で試料採取(5)地球への試料回収。どれも将来の惑星探査に欠かせない技術を実験、獲得するのが目的で26日までに(1)〜(4)が達成できた。
なかでも、探査機自らの判断で危険を回避するなど、自律技術が実用レベルに達した意義は大きい。イトカワのように遠い天体では、通信に時間がかかり、地球からの指示を待っていては、間に合わないことも起こるからだ。
「目」にあたるセンサーの性能と「頭脳」にあたるプログラムの組み合わせは、ロボット技術にも使われる日本の得意技だ。今回は新たに宇宙空間で、その技術力の高さを証明した。
京都大の土屋和雄教授(宇宙工学)は「世界初の本格的運用となったイオンエンジンや微小重力での試料採取法など、日本独自の技術の組み合わせが、大きな成果を生んだ。21世紀の宇宙科学のフロンティアになるだろう」と評価した。
はやぶさは、12月上旬に地球への帰路につく。現在の距離は約3億キロ。直線的には帰れないため、約10億キロを化学エンジンで姿勢制御しつつ、効率的なイオンエンジンを使って飛行する。
ただ、はやぶさはイトカワから離陸後に化学エンジンのジェット噴射装置の一部で異常が見つかった。トラブル続きでその燃料もかなり減っており、燃料不足などの事態が起これば帰還できない恐れも出てくる。川口教授は「帰路は燃料を節約した厳しい運用が求められる」と言い、具体的な方策を早急に検討する。
はやぶさが地球に帰還するのは07年6月。月の軌道あたりの距離から、試料が入った直径40センチの小型カプセルを分離する。カプセルはパラシュートでオーストラリアの砂漠に軟着陸し、発する信号を元に回収される。
田近英一・東京大助教授(地球惑星科学)は「小惑星は惑星を形作る材料と考えられるが、今回、それを生で手に入れたようなもの。アポロが持ち帰った月の石に匹敵する成果だ。宇宙線などにさらされた小惑星の表面では、我々が知らない有機物が見つかる可能性もある」と、1年半先の回収に期待を寄せる。
■「やった」研究者歓喜、睡眠削り成果…はやぶさ再着陸 (11月26日13時51分)
by 科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
26日午前7時過ぎ、はやぶさが着陸態勢に入り、地上との通信が制約される時間帯に入った。息詰まる管制室。その緊張が解けたのは、8時40分ごろ。通信が全面回復し、管制室の画面に「WCT」という表示が現れた。岩石採取装置の作動を示す。「やった」「すごいね」。研究者たちの喜びは、インターネットを通じた管制室の中継で、世界中に伝わった。
米航空宇宙局とは比較にならないほど小さく、人員も少ない同機構宇宙科学研究本部(神奈川県相模原市)にとって、この1週間はまさに総力戦だった。
20日の初挑戦では、着陸寸前に異常が発生。岩石を採取できないまま、灼熱(しゃくねつ)の地表に30分以上とどまった揚げ句、緊急退避によって100キロも遠ざかるという予想外の結果に終わった。
読んでいて泣きそうになります><。
凄いね日本は。規模のみならず恐らく認知度すらNASA(アメリカ航空宇宙局)と比較にならない程低いだろうJAXAですが、「21世紀の宇宙科学のフロンティアになるだろう」と専門家が考えられる位の事が出来るんだもんね。
分かり易く読むにはこちらの「探査機はやぶさ20日着陸 世界初の岩石採取に挑戦」←「イトカワ」に着陸する「はやぶさ」がお薦めです

重ね重ね、レスが遅いことをお詫びいたします。NHKの「クローズアップ現代」で「はやぶさ」の舞台裏を特集していました。
「プロジェクトX」は終了するそうですが、はやぶさが2年後、日本に戻り、見事岩石のサンプル採取に成功していたら(戻ってくるまで、本当に採れたかどうかわからないのです)、
特別版「プロジェクトX」をやって欲しいとおもっています。
今後ともよろしくお願いいたします。
これを書いている現在でははやぶさ計画失敗の可能性も大きく言われていますが、先ず無事帰還する事を、そしてサンプル採取に成功した事を到着の時まで祈っています。
無事成功しているといいですね^^。
はやぶさ大役、星の旅 日本の得意技術が結実 (11/27 14:57) 
